本記事では、大人気VRリズムゲーム「Beat Saber」の基本情報とその魅力についてご紹介します。リズミカルな音楽に合わせて前方(難易度によっては90度・360度)から向かってくるビート(ブロック)を斬って楽しむゲームです。VRならではの映像空間の中で、やればやるほどハマってしまう「Beat Saber」の全容とおすすめのVR機器の紹介を含めてお伝えします。
目次
2. 4つのゲームモード
- ソロ(SOLO)
- オンライン(ONLINE)
- キャンペーン(CAMPAIGN)
- パーティー(PARTY)
3. オンライン対戦をしよう!
4. 快適性ならスタンドアロンの Oculus Quest 2 が断然オススメ
1. Beat Saberってどんなゲーム?
皆さんは「リズムゲーム」というゲームのジャンルをご存知でしょうか。
有名なものですと、アーケードゲームでは「太鼓の達人」や「Beatmaniaシリーズ」、スマホ用ゲームでは「アイドルマスターシンデレラガールズ」や「DEEMO」など楽曲のリズムに合わせて手指や足などを動かすゲーム全般を指します。
この「Beat Saber」は、楽曲に合わせて飛んでくる「キューブ」と呼ばれる四角い箱をタイミングよく「斬る」ゲームです。
基本のゲームは「ライフポイント制」
Beat Saber には幾つかのゲームモードがありますが、基本的には画面中央下部にある「ライフポイント」を無くさないようにプレイしていきます。初期値は⅓より少ないくらいで、キューブを良い感じに斬れるとライフポイントが上昇して行きます。逆にミスをしたり、後述のお邪魔系オブジェクトに触れたりしてしまうとライフポイントが減り、最終的にライフポイントがゼロになるとゲームオーバーとなります。
飛んでくるキューブの種類
キューブには様々な種類があり、難易度によってそれぞれの出現頻度が異なります。
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色指定
デフォルトでは左手に赤色 、右手に青色 が指定されています。ゲームをプレイする際にはコントローラー部分に「セイバー」と呼ばれる光る棒が表示され、この色と一致するキューブを斬ります。設定で色を指定することも可能です。
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方向指定
キューブに ▼ や ▲ などの三角印が表示されています。この指定された方向に対してタイミング良く(矢印に対して)水平に斬ります。
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指定なし(オールマイティ)
中央に丸 ● が表示されているキューブはどの方向から斬っても大丈夫です。タイミングを合わせてしっかり斬りましょう。
お邪魔系オブジェクト
キューブ以外に、下記のオブジェクトがあります。
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ボム
トゲトゲの生えた鉄球のようなもので、これをセイバーで斬ってしまうとライフポイントが減ってしまいます。可能な限りセイバーに当たらないよう注意しましょう。
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壁(ダメージウォール)
これは赤い(または白い)半透明のオブジェクトです。これにプレイヤーが触れてしまうとライフポイントが減ってしまいます。
UIが日本語に対応!
これまで英語のみの対応でしたが、2021年4月29日より設定画面や選曲画面が日本語に対応し、遊びやすくなりました。
Beat Saber is now in 5 new languages!
— Beat Saber (@BeatSaber) April 29, 2021
🇫🇷 Jouez maintenant en français!
🇩🇪 Spiele jetzt auf deutsch!
🇪🇸 Juega ahora en español!
🇯🇵 日本語で今すぐプレイ!
🇰🇷 이제 한국어로 즐기세요! pic.twitter.com/7Ysi1fybbk
2. 4つのゲームモード
モード選択画面では「ソロ(SOLO)」「オンライン(ONLINE)」「キャンペーン(CAMPAIGN)」「パーティー(PARTY)」の4つから選択することができます。
それぞれのモードを個別に解説していきます。
ソロ(SOLO)
このモードは、一人で練習したりハイスコアを狙う一人専用ゲームモードです。
選曲画面中央では遊べる曲が一覧で表示され、上部のアルバムジャケットが並んでいるところを選択すると、楽曲の一覧部分が切り替わります。
選曲画面の左側でプレイオプションが変更できます。
通常はライフゲージ制で、ライフゲージが無くなると強制終了になりますが、ソロモードでは練習のためにライフゲージなしにしたり、障害物を飛んでこないようにしたりできるなど、様々なオプションで遊ぶことが可能です。
高難易度の「90度譜面」「360度譜面」もある
2019年12月13日のアップデートで、通常の真っ直ぐ飛んでくるモードに加えて「90度方向」と「360度方向」から飛んでくる難しいモードが追加されました。
https://www.moguravr.com/beat-saber-26/
通常では正面からしかキューブが飛んできませんが、90度譜面では正面から左右45度から、360度譜面はなんと背後からもキューブが飛んできます。
オンライン(ONLINE)
オンライン対戦では、3つの項目から選んで遊びます。
キャンペーン(CAMPAIGN)
このモードは、様々な「目標」をクリアして登頂を目指すゲームです。
画像では「1番」を選択しており、目標は「ステージを完了」つまり最後まで(ライフゲージをゼロにせず)完走すればクリアとなります。目標をクリアすると、そこから矢印が出ている次の番号(この場合は「2A」「2B」)に挑戦することが可能になります。そして、頂上の目標をクリアすると…?
パーティー(PARTY)
パーティーモードはオフラインで友人などと1つのHMDを回して(共有して)プレイするゲームモードです。名前を決めて同じ曲を連続でプレイしていく点がソロと異なります。
3. オンライン対戦をしよう!
2020年10月13日のアップデートでオンライン対戦機能が追加されました。
オンライン対戦で、ランダムにマッチしたい場合は「クイックプレイ」を選択し、知り合いや動画配信等で対戦したい人を限定したい場合は「サーバーを作成」「コード経由で参加」を選択します。
オンライン対戦(クイックプレイ)
「クイックプレイ」を選択すると、「楽曲パック」と「難易度」を選択することが出来ます。
「楽曲パック」では、課金アイテムである追加パックなどを選曲に含めるかどうかを選択でき、「すべて」にすると課金曲などもすべて選曲可能になりますが、自身が課金していない楽曲はプレイすることができません。他のプレイヤーが持っていない曲を選択した場合は自動的に観客扱い(プレイできなくなる)になるため注意が必要です。
「難易度」では、譜面の難易度でEASY、NORMAL、HARD、EXPERT、EXPERT+から選ぶことができます。自分のスキルに合わせて選びましょう。
「参加」を押すとすぐにマッチングが開始され「クイックプレイロビー」と呼ばれるマッチングロビーが表示されます。ここでマッチングした他のプレイヤーの名前と選んだ楽曲名が右側に、自身のプレイ設定が左側に表示されます。
画面中央では自身がマッチングで遊びたい楽曲を選択することができますが、必ずしもその楽曲が選ばれるとは限らず、他のプレイヤーと自分が選んだ楽曲からランダムで一曲プレイすることになります。
画面中央下の「準備」ボタンを押すと自身のプレイ開始準備が整ったことになります。
画面右下のプレイヤーリストにチェックが入っている人が「準備」ボタンを押している人です。
全員が「準備完了」しているか、中央にあるカウントダウンが残り5秒以下になると自動的に開始されます。
プレイが開始されると、中央から最大5方向に向かってプレイヤーが配置されます。プレイ中はスコアが最も高い人がホログラム方式で大きく浮かび上がるようになっており、他のプレイヤーが実際に手を動かしたりリズムに乗っている様子がリアルタイムで見れます。
画面中央下には現在の順位・スコア・ライフゲージ、左にコンボ数、右にスコアの倍率が表示されます。遊び方やライフゲージの減り方などはソロプレイなどと一緒ですが、ライフゲージが0になって「×」表示になっても最後までプレイすることが可能です。
1曲のプレイが終わると、表彰台画面に移ります。表彰台ではスコアの順位に加えて、腕を動かした量や正確性などの各部門が一番になったプレイヤーも一緒に発表されます。
そして、それが終わると再び「クイックプレイロビー」に戻ります。
これがオンライン対戦の1サイクルとなります。
アバター機能を使おう
先述のオンライン対戦では様々なプレイヤーとマッチしますが、その際に音声でやり取りは行わず、表示されるアバターのジェスチャーなどで交流を行います。アバターの編集は設定から行うことが出来ます。
メニュー画面下の「歯車マーク」を押すと「オプション」画面に遷移します。オプションメニューの一番左にある「アバター」を選択すると、アバターの編集ができます。
アバターで設定できるのは、上から「ボディカラー」「目の形状」「髪(や帽子)の形状と色」「服の形状と色」「手の装飾」が変更でき、一番下の「サイコロマーク」ではランダムに選出してくれる機能もあります。
髪の毛や帽子にはメインカラーと差し色、服にはメインカラーと差し色二色、手にはメインカラーがそれぞれ設定でき、かなり細かいところまで色の指定ができますのでオンライン対戦する際はぜひ自分だけのアバターを作って楽しく対戦してみてはいかがでしょう。
4. 快適性ならスタンドアロンの Oculus Quest 2 が断然オススメ
Bea tSaber は腕を大きく動かすゲームのため、PCとケーブル接続が必要なHMDでプレイする際にケーブルが腕に絡まったり、コントローラーがぶつかったりする事が多いため、ケーブルを天井から吊り下げるなどの工夫が必要です。
しかし、Oculus Quest 2ならケーブルレスで遊べるのでケーブルが絡まったりする心配が無く、非常に快適にプレイすることが可能です。
Beat Saber は SteamVR や PlayStation® VR(以下「PSVR」)などでもリリースされていますが、PCで快適にプレイしたい場合はそれなりにVRゲームが動くスペックのものが必要になります。PSVRの場合、PlayStation 4/5 本体に加えてPSVR専用のHMDとコントローラーが必要です。
操作感は、PSVRのコントローラーが太く少しやりづらい印象です。
またPC接続型VRではパソコンとケーブルで接続するため、プレイ中にケーブルを気にしたり引っ掛けたりしてしまいます。
以上のことから、Beat Saber に絞ってプレイしたい場合は Oculus Quest 2 の購入がおすすめです。
筆者紹介
saguzi(ツイッター)
普段はVRChatで定期イベントなどを開催しております。
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