PR記事(提供:Koch Media株式会社)
Meta Quest 2向けのVR FPSゲーム、中でも『Arizona Sunshine』を手掛けたVertigo Gamesによる新作として注目を集めた新作『After the Fall』。そのタイトルは知っているものの知名度が先行して、どんなゲームかは知らない人もいるかもしれません。
本記事では、Meta Quest 2版『After the Fall』を実際にプレイした筆者が、どのようなゲームなのか、そしてゲームの魅力はどのようなものかをレポートしていきます。
● 他プレイヤーのパーティーから招待を受けて上位ステージに急参戦! ● まとめ:気軽にアーケード感覚で遊べるVRゾンビシューター
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『After the Fall』概要
『After the Fall』は、文明が崩壊したアメリカ・ロサンゼルスを舞台に、「スノーブリード」と呼ばれるアンデッドたちを倒しながら、並行世界の文明の残骸を探索・回収するというゲームです。最大4人までの協力プレイに対応しており、襲いかかるスノーブリードの大群を倒しながらステージクリアを目指していきます。
これまでPCVR版、Meta Quest 2版が発売済み。
さらに2022年3月25日からはPlayStation VR版がラインナップに加わります。
全てのバージョンがクロスプレイに対応しているのが一つの特徴で、機種の垣根を超えて一緒にプレイすることが可能です。現在は「Launch Edition」が発売されており、敵を倒してポイントをゲットするモードと、PvPモード(対戦モード)が提供されています。
今後もアップデートが予告されており、直近では「フロントランナー・シーズン」が配信開始。第一弾として、新モード「ホールド・モード」が追加されました。今後はさらに新しいマップ、武器、エネミーなどが追加予定です。
「フロントランナーシーズン」は各バージョンにて無料でプレイ可能で、PlayStation VRパッケージ版ではバンドルとして同梱されるため、発売日の2022年3月25日からプレイすることができます。
シングルプレイで挑戦!
ゲームを起動すると「The Line」と呼ばれる場所へ移動します。ここは、スノーブリードに対抗する人類たちの拠点。重要なNPCに加え、他の『After the Fall』プレイヤーたちも集まるロビーでもあります。
チュートリアルを終えたプレイヤーは、組織のリーダーであるルナ・ゴンザレスから「スキッドロウにある収穫サイトの偵察をしてほしい」という任務が与えられます。ちょっと様子を見に行くだけの簡単なお仕事みたいです。
ではミッションを始めましょう。『After the Fall』はマルチプレイ対応ゲームですが、シングルプレイにも対応しています。4人1組でプレイする本作ですが、足りない人数はAIプレイヤーが代わりに入ります。「プライベートマッチ」ならば、自動的に自分以外がAIプレイヤーとなります。
今回は「収穫作戦」モードの「スキッドロウ」を選択。難易度は……初見なので一番低い「サバイバー」を選びます。
いざ任務開始。まずはセーフルームからスタートします。部屋に設置されたゲームセンターのシューティングゲームの筐体では、攻略に役立つ便利なアイテムが購入できます。
移動方法は、ジョイスティックの方法へシームレスに移動できる「スライディング」と、指定ポイントへ移動する「テレポート」で選択可能です。「テレポート」は酔いにくいですが、変化する戦況には「スライディング」の方が対応しやすいです。自身のVR酔い耐性に応じて選んでみましょう。
セーフルームから出発すると早速スノーブリードの大群が! ハンドガンで迎え撃ちます。銃は片手でも撃てますが、両手持ちも可能です。ハンドガンであっても反動を抑え、しっかりアイアンサイトで狙える両手持ちは有効です。
リロードは、Aボタンで弾倉をリリースした後、身体の中央に弾倉部分を押し込むような形で行います。これは「クイックリロード」というモードでの操作方法で、現実の銃のようなリロードを行う「マニュアルリロード」モードも設定可能です。「マニュアルリロード」だと敵を倒した際の得点が5割増しになりますが、クイックリロードが便利かつ簡単なので、こちら一択でも問題ないと思います。ちなみに、銃弾は道中に補給ポイントが存在します。
ちなみに、拳銃が2つあれば二挺拳銃もできます! かっこいいし乱戦では有効ですが、しっかり一挺ヘッドショットを狙ったほうが効率はよいです。
この任務ではひたすら前進しながら、襲いかかるスノーブリードを倒していきます。AIプレイヤーは自分の動きに従って動くため先導こそしてくれないものの、しっかり援護射撃をしてくれます。
危なげなく最終エリアまでたどり着きました。最終エリアでは、とにかく大量の敵が押し寄せます。
途中までは順調でした。しかし、作中最大の敵キャラ「スマッシャー」が乱入してから状況が一変します。
こちらの銃撃もものともせず、巨大な腕の一振りで味方が次々にやられていきます。そして筆者もあっけなく倒されてしまい、なすすべなく全滅。最も低い難易度でしたが、最後の最後で大きなハードルを感じる結果となりました。
このあともソロで挑戦したものの、最後のスマッシャーを前に全滅を喫しました。スマッシャー自体強いものの、AIがあっさり倒されてしまいます。
AIプレイヤーの動きを見ていて気づいたのは、ちゃんと攻撃こそしてくれるものの、回復剤やパイプ爆弾などのサブアイテムをあまり使ってくれないことです。アイテムは手首にそれぞれ1つずつ収納することができ、自由に取り出して使用できます。パイプ爆弾は最悪銃撃でも代替可能ですが、ライフ回復は他に手段がありません。
こうしたアイテムを有効に活用できる存在がいます。他のプレイヤーです。リベンジのために次はマルチプレイで挑むことにしました。メニューからロビーにいる他のプレイヤーに向けてパーティー招待を送ると、1名の協力を得ることができました。いざ、リベンジです。
開幕からその心強さを感じられました。パーティー全体の射撃精度、および密度がグッと上がっています! 「サバイバー」より敵が多く、少し体力が多いにも関わらず、かなり安定して倒し続けることができます。自分の装備もアサルトライフルになったおかげで、敵の処理速度が上がっていることが感じられました。
アイテムもお互いに積極的に使うことにより、かなり効率的に進めることができます。特にHPを維持できるプレイヤーが増えたことが、道中の安定感をさらに高めていたように思います。同伴してくれた方もかなりの手練だったのか、まだおぼつかない足取りの筆者をうまく先導してくれます。音声チャットはお互いにOFFでしたが、たまに目配せしながら前進する機会もあり、共闘している感じが心地よいです。
そして最終エリアに到着。大量に押し寄せる敵に対してプレイヤーが2人になるだけでかなり安定してさばいていけます。
そして問題のスマッシャーも、AIが一人やられてしまいましたが、プレイヤー2人で回避しつつ、攻撃に集中することができました。道中では新たにマグナムを拾えたため、火力もさらにマシマシです!
そしてついに撃破!強敵を打倒した達成感から思わず声を上げました。
こうしてスノーブリードたちを打倒したパーティーはめでたく帰還。クリア報酬として新たな武器やアタッチメントを入手しました。このようにステージクリアを重ねることで、使用できる銃やアタッチメントが増えていき、プレイヤーの戦力が強化されるようになります。
他プレイヤーのパーティーから招待を受けて上位ステージに急参戦!
その後、ロビーに戻るとルナ・ゴンザレスより新たな任務が言い渡されました。向かうための準備をしようとしていたところ、今度は別のパーティーから招待を受けました。
せっかくなので招待に応じてパーティーに参加してみると、行き先はまだ筆者が行けない「ユニオンタワー」というステージ。そして難易度は上位の「マスター」! 恐る恐る参加してみます。
「マスター」ともなると敵の体力は一気に高くなり、数もかなり多くなります。しかし、4人もプレイヤーがいると非常にパーティーが安定します。全員が敵を的確に撃ち、攻撃を受けないよう立ち回るため、攻撃力も生存力もだいぶ上昇します。安心感があります。
しかし、フルメンバーであっても難易度「マスター」の敵は手強い。大量の敵たちに力負けし、残念ながら途中で全滅してしまいました。しかし、共闘した感じはとても心地よかったです。
まとめ:気軽にアーケード感覚で遊べるVRゾンビシューター
一通り遊んでみましたが、『After the Fall』はマルチプレイを想定した難易度だと感じたものの一定難易度まではボイスチャットがなくとも問題はありませんでした。また、クイックマッチにも対応しているためマルチプレイの敷居は意外に低いと感じました。更に、自分からパーティーを組まなくても招待を受けてパーティーに参加して1ゲームサクッと遊んで次のゲームを始めるということもできるでしょう。
そういう意味では『After the Fall』はゲームセンターで遊べるゾンビシューターに近いVRゲームかもしれません。ある程度気軽に遊ぶもよし。本気のチームを組んで攻略に挑むもよし。銃弾はステージで気軽に補填できるため、出撃前のリソース管理に頭を悩ませる必要はさほどありません。操作についてもリロードとアイテム使用さえしっかりできれば難しいところはありません。ちなみにドッキリ要素はあまりなく、マップは暗すぎないためホラーが苦手な人でもプレイできるはずです。
1クレジット入れて楽しめるオンラインマッチングありのゾンビシューターを買いきりで、しかもVRで楽しめると思えばなかなかお得です。気軽に遊べるVR版ゾンビシューターとしておすすめの一作です。
筆者紹介
浅田カズラ(ツイッター)