VRレンタル・中古品買取販売ならアストネス
筆者:カツサダ
皆さん初めまして。マルチに活動をしているクリエイターのカツサダと申します。
▲前:カツサダ 後ろ:山猫さん
今回はVRのフルボディトラッキングについてのお話をさせていただければと思います。
VRは映像を見るだけ、簡単に手でコントロールするだけの技術だと思っていませんか!?
実はもう、全身でVR空間にダイブする世界が現実になっているんです!
▲路上で暴れる不審者たち。全員、違う場所で、この動きをしている。
■まず、仮想現実(VR)って?
仮想現実(バーチャルリアリティ、VR)―――ゲームや映像、架空の世界に入る事。
昔も今も、様々な媒体で取り扱われるテーマです。
昔であれば『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』、『マトリックス』、『クラインの壺』
近年の小説やアニメだと『ソード・アート・オンライン』が有名です。
個人的にはゲームの『.hack』が好きで、小学生の頃からVRに憧れていましたね。
今は『ソード・アート・オンライン』が若者に人気ですし、後追いのVR物のファンタジーもよく見かけますから、広い世代で「すごいな~実現したらいいな~」と思われてるんじゃないでしょうか。
さて、そんな夢のような仮想現実の世界ですが、映画やアニメのようなフィクションに、現実が追いつきつつあります。
「現実世界とは別の仮想世界にいるような体験を提供する事」を目指し、様々な機器が開発されています。
■VRを使用したコミュニケーションの場
かつて数百万円ほどの値段だったVR機器は、数万円~数十万円代に落ち着き、家庭内でVR機器を使用し、遊ぶ人が増えています。
(ちょっと高い買い物ですが、iPhoneの価格を思えば分割で買えない事もないですし、なんと、今なら……アストネスでVRがレンタルができます!)
その中でもインターネットを通じて世界中の人と交流できる「VRChat」はずば抜けて人気です。
バーチャルマーケットと呼ばれる、自分が身にまとう外見(アバター)の販売イベントが行われています。
スポンサーとしてセブン・アイ・ホールディングス等の企業も参加するなど、現実を巻き込んで盛り上がっています。
アバターをまとって配信するVチューバー人気が加速。VR(仮想現実)内で楽しむゲームや交流サイトも続々と登場し、仮想空間で活動する「VR市民」は増え続けている。18年にはアバターの展示即売会が誕生し、人々が殺到。仮想空間での新たな消費行動を捉え、セブン&アイ・ホールディングスなどの大手も動き始めた。
(引用)「セブンも参戦 10万人超が殺到した『VR版コミケ』は何がスゴいか」日経クロストレンド
VRChat公式紹介動画↓
■VRでできること
・自分の姿の変更
もともと用意されている人間、無機物、動物になれるのはもちろん、360度スキャンして現実の自分の姿を使う事も可能です。
中には洋服のように発注をしたり、買ったりする方もいるようです。
▲購入した衣服でポーズ(この後、転びかける)
好きな姿になれるって最高!
ちなみに自分がVR機器を買ったきっかけは、
「自分で作ったキャラクターを動かせる」が理由でした。
3DCGの事を何も知らない状態から自分でイチから作ってみたり、
VRoidというお手軽なキャラクター作成ツールを使ってみたり、
気分次第で着替えています。人間型の着ぐるみですね。
・多様な世界と他人とのコミュニケーション
自宅に居ながら海に行ったり山に行ったり、
水上の町ベネチアを再現した世界に行く事ができます。
▲暖かい家の中から雪山に行く事も可能! 道民なので実家に帰った気分ですね。
ゴーグルで現実世界をシャットアウトされ、360度の視界を仮想空間に上書きされているため、非VRゲームや映画館よりも高い臨場感を味わえます。
さらに、座りっぱなしになる事もなく、
自らの両手を伸ばすことで仮想空間上のアイテムを掴んだり使用することもできますし、
全世界の人が参加するオンラインVRであれば、
撫でたり、握手する、豊かなコミュニケーションが可能です。
・360度VRライブ・コンサートへの参加
VRといえば没入感が特徴です。
最近ではその特徴を生かし、VRライブやコンサートを企画される事が増えてきました。
こちらは米国のバイオリニストがスーツを着用し、自身のリアルタイムの動きと音楽を全世界に伝えています。
スターリングはVRコンサートで、1時間半に及ぶパフォーマンスをリアルタイムで披露しました。5枚目となる最新アルバム「Artemis」に収録されている楽曲に合わせ、VR内に生成されたアバターがギターを弾き、歌い、ダンスを踊ります。その姿はVRライブ中継で世界中に配信されました。
「自宅から熱狂 世界で盛り上がる“VRライブ”」MoguLive
日本においても先ほど紹介したVRChatというソーシャルVRで、野良ライブを行う方がいます。
そこで技術を鍛えた方が、企業アイドルのVRライブの演出を担当するなど、クリエイティブの方でも可能性が広がってるようです。
・フィットネス
▲筋トレが苦しくても、お気に入りのアバターなら頑張れる
任天堂のフィットネスソフトが流行った事をきっかけに友人同士で集まり、基礎の筋トレを行っている人たちがいます。
一度だけ参加させていただいたのですが、これがなかなか良い。
遠く離れた地域にいても、すぐ傍で腹筋をしているように感じられ、モチベーションもアップ!
お互いに苦しんでいる事も伝わるので、終わった時の達成感もひとしおです。
何より、他人の苦しむ顔や汗を視界に入れる事がないし、晒す事もないので、見た目的にもさわやか。
苦悶の声は聞こえますが、それも頑張りの証。
■ところで・・・
「ちょっと待って! VR機器って頭にゴーグル被るだけでしょ? 足腰の動きをVR上にどうやって再現するの?」
ここまで読んでこう思った方もいるのではないでしょうか。
その通り、これは次の項目で説明する「フルボディトラッキング」という技術を活用することで臨場感のある筋トレ風景が再現されているのです。
■フルボディトラッキング
OculusやVIVEなどの家庭用VR機器はVRゴーグルと両手のコントローラーが主流です。
当然、足の動きや腰の動きまではVR世界上に再現をできません。
「トラッカー」と呼ばれるセンサー着用することで、腰や足の動きもVR上に再現することができるのです。
フルボディトラッキングによく使われるVIVEトラッカーはこんな形をしています。
このトラッカーを腰や足に装着すると、VR空間に自分の腰や足の位置や動きまでも反映させることができるんです!(ツイートの画像右側参照)
VIVEトラッカー使われ方が開発元の想定とちがいすぎるw
— 店長@アストネスVRレンタル (@astoness_com) November 28, 2019
HTCが想定してた使い方→→ガンとかラケットとかカメラにつけて現実のモノをVR空間に持ってく
現実のVIVEユーザー→→人間に3~7個つけて、自分をVR空間に連れてくhttps://t.co/EwrM1UFPXj pic.twitter.com/7nen7LoPsi
難度はありますが、フルトラになると床に這いつくばったり逆立ちしたりダンスをしたり、より現実に近い体の動きで自分を表現する事が可能になります。
▲冒頭の画像ですが、全員フルトラです。こういったアバターの複雑な重なりも可能。
フルボディトラッキングを使用して、映像作品を作る方もいらっしゃいます。
フルトラで実現できる範囲であれば、面倒な手付けモーションが不要になるという事なので、楽しく映像づくりが出来るでしょう。
何より、全身を使った感情表現・コミュニケーションを取れる事で、
現実では遠く離れた人とも、心の距離がグッと縮まる効果があるんじゃないかなと思っています。
肉体としての実態が存在せず感触もないため、酔った相手に突然殴られて怪我をする等、身体的な怪我をする事はありません。
一つ困る事があるとすれば……。
自撮り確認がバレてちょっと恥ずかしいくらいかな!
■でも、お高いんでしょう?
なんと、アストネスなら格安でレンタルができる!!
まず、フルトラを伴う本格的なVRをやるにはそこそこの性能を持つPCが必要なんですが、
その条件を満たすゲーミングノートPCが5泊6日で1万円程度なのはかなり助かる!
VR以外の用途でも使いたい方、いるんじゃないでしょうか。
普通のVRセット(Oculus Rift S)も一週間7000円弱。
HTC VIVE、定価が7万弱なので1/10で遊べてしまう……。
もちろん、最新VRセットもレンタル可。なんと、指先を動かせる!(Valve Index)
特別なお試し価格としては、かなりいい感じなのではないかと思います。
トラッカーも半額以下ですし、こりゃアストネスでフルトラレンタルしてVRを始めるしかない!
ぜひぜひ、未来の世界に飛び込んでください!
※当店の機材でフルボディトラッキングを楽しむ場合、VR:Valve Index、PC:RTX2070搭載ノート、他:VIVEトラッカーの3点をレンタルする必要がございます。(アストネス編集部より)
【筆者紹介】
カツサダ(サークル・カツサダ所属)
ゲーム制作歴:4年(受賞・企業案件経験あり)
VR・フルトラッキング・3DCG歴:1年
ゲーム制作から動画作り、3DCG作成・デザイン・記事執筆まで幅広く活動をしている、野生のクリエイター。
3DCGを学び、自分の作ったキャラクターを動かしたい一心でVR機器を買い、フルトラッキングになりました。フルトラッキングにより、作品を良く見せたいモチベーションが高まった結果Unityでの撮影環境の整備、adobe関連製品の技術を習得する事に。
VR関係は他の分野から挑戦しに来た人が沢山いらっしゃるので、仲良くなった人から学びも得る事が多いです。VR最高!