Oculus Linkとは?純正ケーブルを購入すべき?純正&社外ケーブルの比較と動作検証結果を紹介

PR記事(提供:クリックインポート合同会社

皆さんこんにちは、chiroPと申します。今回はOculus Linkで使うケーブルについての検証をしていきたいと思います。

Oculus Linkとは?

(画像 上)2019年11月、発売済みだったOculus QuestにOculus Link機能が新たに実装されることが発表された。2020年10月に発売されたQuest 2もOculus Linkに対応している。

 

まずはOculus Linkについて解説します。Oculus Linkがどういう機能か知っている方は「CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)の特徴」まで読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

Oculus Link(以下Link)とはOculus Quest(以下Quest1)とOculus Quest 2(以下Quest2)でUSBケーブル1本でパソコンと繋いでPC接続型VR機器(以下PCVR)として使える機能になります。

もともとQuest1はパソコンと接続しなくても本格的なVR体験をできるスタンドアローン型VR機器として発売されましたが、追加機能としてVRが動くゲーミングパソコンとUSBケーブル一本でPCVRとしても使えるようになりました。

通常多くのPCVRでは、ヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)とDisplayPortもしくはHDMIとUSBケーブル、物によっては電源ケーブルを繋ぐ必要がありますが、Link機能を使うと、USBケーブルたった一本繋ぐだけで簡単にPCVRを使えるメリットがあります。

PCVRが使えることによってSteamVRのコンテンツを使うことが出来たり、Oculusアプリでクロスバイに対応しているソフトであればPC版のソフトを追加料金なしで使うことができます。PC版はQuest版よりもグラフィックが強化されている場合が多く、より鮮明な映像美を堪能できます。

また、公式で対応している機能であるため簡単に設定できるのもLinkのメリットです。Linkに使用するケーブルは、Type-C端子があるUSB3.0ケーブル推奨(一応USB2.0ケーブルでも動作は可能、ただし性能が落ちる)ということになっています。

 

 

今回の検証で用意したもの

1.Club 3D製:CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル)

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※Oculus Linkケーブルをレンタルするには、Oculus Quest 2Oculus QuestVR対応パソコンのいずれかを同時にレンタル頂く必要があります。

2.Oculus純正品:Link Cable(5m)

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3.ANKER製:PowerLine USB-C & USB 3.0 ケーブル 3.0m(AK-A8167011)

 

Oculus Link専用としてOculusが公式に販売しているLink Cableは、両端がType-C端子同士(C to C)で長さ5m、VRゴーグル側の端子部分がL字になっている、光ファイバーケーブルであるなどいろいろと良さそうな物だと想像できます。しかし値段が1万円を超える(10780円・2021年4月現在)のでちょっと買うのには躊躇してしまいますね。

純正Link Cableが高額とあってか、多くのサードパーティーメーカーがOculus Link機能向けのUSBケーブルを販売しています。Link機能を使うためにケーブルの購入を検討している方にとっては、1万円以上の予算を用意して純正ケーブルを買うか、それよりも予算を抑えてサードパーティ製のケーブルで代用するかを考える方が多いと思います。サードパーティ製のケーブルは非常に選択肢が多く、AmazonなどのECサイトでOculus Link向けの商品を見ても、レビュー欄には、動作しなかった、動作が不安定だった、すぐに壊れてしまった、などと言ったネガティブなレビューも目立つので、安かろう悪かろうで割り切って購入している方や、検討の結果安全な純正ケーブルの購入を選択する方もいらっしゃると思います。

今回の検証で使用したケーブルは、純正Link Cableの他に、本PR記事の依頼元であるクリックインポート社が販売するClub 3D製「CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)」と、Oculusが公式サイトで紹介しているAnker製USBケーブルです。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)は、Club 3D社がOculus Linkでの使用を想定して開発された商品とのことです。

さっそく、上記3種のUSBケーブルを筆者所有のVR対応PCとQuest 2・Quest 1に接続して、Link機能での使い勝手や性能などを比較していきたいと思います。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)の特徴

(写真 上)CAC-1535の箱と、取りだしたケーブルの全体像

(写真 上)CAC-1535の端子部分。両端の先端約10cmはとても柔らかい作りになっている。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)の特徴として、長さが5mあり、USB3.2 Gen2対応かつ、両端がType-C端子というところです。サードパーティ製のLink向けケーブルの中でも、「長さ5m以上かつ両端ともにType-C端子」というのは他にほとんどありません。大抵の場合、両端Type-C端子の物は長さは3mまでしかなかったり、5m程の長さだが片側はType-A端子のものになります。

両端がType-C端子だとType-A端子より電流量が大きいというメリットがあります。電流量が多いという事は、Link使用時にパソコンからQuestへ供給される電流が多くなるため、Questのバッテリー消耗が少なくなり、より長時間VRを楽しむことが可能になります。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)のケーブルの長さも純正Link Calbeと同じ5mあります。そのため、パソコンとの有線接続でありながらも十分に余裕のあるケーブルの取り回しが可能となり、立った状態でVRゲームを遊んだり、体を動かすゲームをする際の自由度が高くなるメリットがあります。

またLink機能にはあまり関係ないですがUSBの規格もUSB 3.2 Gen2で8K60fps出力まで対応しているという代物です。さすが数々のHDMI、DisplayPortのケーブルを手がけているClub 3D社のこだわりが見て取れる商品です。

 

各種USBケーブルのOculus Quest 2への取り付けと装着感

 CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)

 

(写真 上)CAC-1535をOculus Quest 2に取り付けた状態 全体像。先端約10cmの柔らかく細いケーブルにより、無理のない取り回しを実現している。

(写真 上)CAC-1535をOculus Quest 2に取り付けた状態 端子部分拡大図。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)は純正Link Cableと異なり端子部分がL字型になっていないため、どうしても接続部分のケーブルが膨らんでしまいます(上記写真参照)。しかし端子付近のケーブルが細くて柔らかい作りになっているので、ケーブルを挿しづらい、取り回しをしづらいという感じはしませんでした。

ケーブルの両端は曲げやすいように細くしてQuestやパソコンとの接続、ケーブルの取り回しをしやすくし、中間部分は太くて丈夫な被覆素材を使用することで耐久性を上げているようです。PCVRで遊ぶ際は、ケーブルを踏みつけたり、家具などに引っ掛けてしまうということは良くある事なので、ケーブルの耐久性は大切なポイントです。

QuestのUSB端子に接続したUSBケーブルは、そのままにしておくと垂れ下がってケーブルの自重や使用中のテンションにより端子部分に負荷がかかります。そのため、ケーブルをQuestに固定して使用することを強くおすすめします。マジックテープ式のケーブル結束バンドなどを使用してQuestのストラップ部分に固定し、後ろ方向にケーブルを取り回すと良いでしょう。

私の場合は、BOOTHで販売している3Dプリンターで作られたパーツを使ってケーブルをQuestに固定しています(上記写真参照)。

使用パーツ:Oculus Quest2用Linkケーブル保護パーツ - 南国販売所(BOOTH)

BOOTHなどではOculus Quest向けのパーツが数多く作られているのも利点です。マイナーなVR機器はあまりパーツが出回ってないこともしばしばありますが、Oculus Questはこういった関連パーツが多く出回っていることからもスマートフォンでいうところのiPhoneみたいな立ち位置なのかもしれません。

ANKER製:PowerLine USB-C & USB 3.0 ケーブル 3.0m(AK-A8167011)

 

(写真 上)Anker製ケーブルをOculus Quest 2に取り付けた状態 全体像。Anker製ケーブルは全体的に固くて曲がりにくいのでQuestへの取り回しがしづらい。

(写真 上)Anker製ケーブルをOculus Quest 2に取り付けた状態。端子部分拡大図。CAC-1535に比べ、取り回す際にできる膨らみが大きく、端子部分にテンションがかかっている様子が見て取れる。

Anker製ケーブルは、端子部分がL字型になっておらず、CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)と異なり端子付近のケーブルも固くて曲がりにくい作りになっているため、Questの後ろ方向に取り回す際により大きく膨らみ、USB端子部分へ少なからず負荷がかかってしまいます。

また、最も長いタイプでも長さは3mなので、動画視聴など座っての使用がメインとなるVRゲーム・VRコンテンツでは問題ないものの、立ってプレイする多くのVRゲームや、BeatSaberなどのリズムゲーム、POPULATION :ONEなどのFPSゲームなど激しく体を動かすゲームでは、ケーブル長が短いために満足に遊ぶことが出来ないでしょう。

立って使用する、動きのあるゲームをするというVRユーザーの方は、純正Link CableCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)、またはその他サードパーティ製の5mケーブルなど、ケーブル長にゆとりのあるケーブルを用意することをおすすめします。

Oculus純正品:Link Cable(5m)

(写真 上)純正Link CableをOculus Quest 2に取り付けた状態 全体像。L字端子により無駄のない取り回しを実現。ケーブルをストラップに止めるためのマジックテープバンドも付属しているため別途バンドを用意する必要はない。

(写真 上)純正Link CableをOculus Quest 2に取り付けた状態。端子部分拡大図。L字型端子のため膨らみは一切なくVRゴーグル後方へまっすぐ伸びる。

Oculus純正Link Cableは、Oculus Quest専用に作られているだけあって、Quest装着側の先端はL字型の端子になっておりスマートに取り付けることができます。

ケーブルはしなやかに曲げることができるので、さすがOculus純正ケーブルと言ったところ。最初からケーブル固定用のマジックテープバンドが付属しているので、ケーブル固定用のパーツやバンドケーブルを別途用意することなくケーブルを取り回すことができます。ただし、ケーブル固定用のバンドは100均などで簡単に入手できるので、固定用バンドが付属していることは、それほど優位性はないとも言えます。下記の商品リンクの通り、1本単位でAmazonで購入することも可能。

純正Link Cableで少し気になったのは、意外とQuest 2のUSB端子と接続するコネクター部分にぐらつきがあることです。ぐらつきによって使用に支障をきたす訳ではありませんが、Oculus純正ケーブルは1万円以上する高価な商品なのでそこはしっかりと固定できるようにしてほしいところです。
パソコンとの接続ではCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)と同様、Oculus純正ケーブルは、5mと十分長いため、自由に動ける範囲が広いことが実感できます。

先ほどの述べましたがAnker製ケーブルは3mなので座って使う分には問題ない長さですが、前面のUSBポートに挿して使用する場合でも動ける範囲が限られます。

また、デスクトップPCの場合はType-C端子が背面ポートにしかないということも多く、双方向がUSB Type-Cのサードパーティ製ケーブルで3m程のケーブルを購入する場合、パソコンの後側から取り回しをすることになります。その時に3mケーブルの場合は約60~70cmくらいがパソコンの背面側に使われるため、実質使えるケーブルの長さがさらに短くなります。5mもあればその分をカバーするのに十分な長さなので安心して使用することが出来ます。

 

パソコンとの通信速度、遅延についての検証

続いて、それぞれのケーブルを使用してOculus Quest 2とパソコンと接続して動作、通信速度テストを検証します。使用するパソコンのスペックによって最大通信速度が変わってくるので、同環境でケーブルを変えて動作させた際の結果を比較することで、それぞれのケーブルの性能差を見ていきます。Oculus Linkを使用する際に必要となるOculusソフトウェアアプリのテスト機能を使用して通信速度を測定します。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)

・使用可能

・帯域幅 2.1Gbps

・接続 USB3

 

(画像 上)CAC-1535使用時のOculusソフトウェアでのテスト結果

ANKER製:PowerLine USB-C & USB 3.0 ケーブル 3.0m(AK-A8167011)

・使用可能

・帯域幅 2.0Gbps

・接続 USB3

(画像 上)Anker製ケーブル使用時のOculusソフトウェアでのテスト結果

Oculus純正品:Link Cable(5m)

・使用可能

・帯域幅 2.1Gbps

・接続 USB3

(画像 上)Oculus製Link Cable使用時のOculusソフトウェアでのテスト結果

 
検証の結果、3種すべてのケーブルは、Oculus Linkの使用が可能で、USB3.0と認識されました。通信速度に関しては、CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)とOculus純正ケーブルは同じ2.1Gbpsとなりました。Anker製ケーブルでも2.0Gbpsと0.1Gbpsしか変わらず、ほぼ同じ結果となりました。

VRの画面を目視確認した際、それぞれのケーブルによって画質に差があるようには確認できなかったことからも、USB3.0以上のUSBケーブルを使用すれば、Link機能は問題なく動作すると思われます。

遅延に関しては、体感レベルでは各ケーブルで差は感じられませんでした。ガチ格闘、音ゲーマーであれば遅延を認識することができるかもしれませんが、よほどの用途でない限り、ケーブルの違いによる遅延を気にする必要はないでしょう。

他のネット記事では、短いケーブル程、遅延が少ないという説明が散見されますが、5mのケーブル長でも遅延を感じさせないCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)やOculus純正ケーブルはよく出来ている商品だと思います。

バッテリーの消費率

次に、Oculus Link使用時のOculus Questのバッテリーの消費率を比較します。

前提として、PC接続が前提のVR機器(Oculus Rift SVIVEなど)と異なり、Oculus Linkを使用してQuestでPCVRを楽しむ際は、バッテリー消費による連続稼働時間の制約を受けます。

Link使用時は、Questを単体稼働させる時と異なり、パソコンから給電され続ける状態で使用するため、単体使用時よりも長くバッテリーが持ちます。しかし基本的には、パソコンからの給電量よりもバッテリー消費量が上回るため、Link機能を連続使用するといずれはバッテリーが無くなり使用できなくなります。

先にも述べた通り、Oculus Linkに使用するケーブルによってパソコンからQuestに流す電流量に差が出るため、それぞれのケーブルを使用した際のバッテリー消費率の差を検証することにより、ケーブル選定の助けとなる情報を提示したいと思います。

基本的には、Oculus Linkをより長く連続利用させたいと考えている人は、電流量が大きく、バッテリー消費率の少ないケーブルを選ぶといいでしょう。

なお、本稿の検証結果は、使用するパソコン、使用環境、使用アプリなどによってバッテリー消費量が変わってくるので、各ケーブルによる消費率の違いとして参考程度に見ていただければ幸いです。

検証方法として、バッテリー状態100%のQuest2をLink機能を使用して1時間使った場合に、各ケーブルごとにどれくらいバッテリーを消費したのか見ていきます。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)は、Link機能で1時間使用して約98%のバッテリー残量でした。1時間でのバッテリー消費率は約2%です。

パソコンとType-C接続するので最大電流が3.0Aになり、バッテリーの消費をかなり抑えることが出来ました。バッテリー消費率の点で、Type-C接続の恩恵を大きく受けることができます。

私のパソコンはマザーボードにTypeーC端子はなかったので、グラフィックボードにあるTypeーCポートを使ってLink機能を使用しています。もしマザーボードや外付け拡張カードなどのTypeーCポートを使うと、バッテリー消費率に変動があるかもしれません。

ANKER製:PowerLine USB-C & USB 3.0 ケーブル 3.0m(AK-A8167011)

Anker製ケーブルは、Link機能を1時間使用して約87%のバッテリー残量でした。なので毎時のバッテリー消費率は約13%になります。

パソコンとType-A接続するため最大電流が0.9Aとなり、バッテリーへの給電が追いていない状態と言えます。単純計算で3時間使用すると約40%バッテリーを消費してしまいます。VRChatやバーチャルキャストなど長時間使用するユーザーが多いVRSNSでは、事前に100%充電した状態でプレイしないとプレイ中にバッテリー切れを起こしかねません。

Oculus純正品:Link Cable(5m)

Oculus純正ケーブルは、CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)と同じ結果になりました。試しにQuest2だけでなくQuest1でもテストしてみたところ、Quest1はより消費電力が少ないからなのか、1時間使用した時点でのバッテリー残量は100%でした。使用前に充電を忘れていても、バッテリー残量をあまり気にすることなく使用することができます。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)の長所、短所

さいごに、検証レビューの依頼元より提供されたCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)を、Oculus純正ケーブルAnker製ケーブルと比較して分かった長所、短所をそれぞれまとめて記事を締めたいと思います。

長所

 ・Oculus純正ケーブルより安い(価格差:3800円)。

 ・両端がType-C端子になっている(低いバッテリー消費率)。

 ・端子付近のケーブルが細くなっていて曲げやすい(取り回しやすい)。

 ・ケーブルの長さが5mある(立った姿勢で体を動かすゲームができる)。

 ・最大データ転送10Gbps。

短所

 ・L字型の端子じゃないので、取り回す際に若干膨らむ。

 ・他のサードパーティー製ケーブルに比べて高価(CAC-1535価格:6980円)。

他のサードパーティー製ケーブルは安価である代わりにケーブル長が十分でなかったり(3m程度の商品が多い)、パソコン側の端子がType-A接続だったり(Questへの給電量が少なくなり連続稼働時間が短くなる)と、どこかで妥協しなければならないケースが多いです。Oculus純正ケーブルと同等の機能にも関わらず低予算で購入できる点がCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)のメリットだと思います。

CAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)は、USB 3.2 Gen2、最大データ転送10Gbpsをサポートしています。大抵の社外Oculus Link向けケーブルは最大データ転送5Gbpsまでなので、2倍データ転送速度が早くなっていますので、映像面ではDP1.4規格に準拠し、理論上の最大解像度は8K60Hzまで対応しています。今出ているケーブルは4K60Hzが主流なのでいかにCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)のデータ転送速度が早いのかがわかります。

このデータ転送に関するスペックは、Oculus Linkの用途として使用する場合にはメリットを発揮することは無いと思いますが、Oculus Link以外にも広い用途で代用することができるので活用の幅が広い商品と言えます。

 

 

レンタルサービスのご紹介

今回ご紹介したCAC-1535(USB 3.2 Gen2 双方向 5mケーブル/メーカー Clud 3D)とOculus純正Link Cableは、アストネスでレンタル品をご用意しています。

オプション品としての取扱いになるため、ケーブル単体でのご利用は頂けませんが、Oculus Quest 2、Oculus Quest、VR対応パソコンをレンタルされるお客様は、CAC-1535またはOculus Link Cableを低価格でお試し頂くことが可能です。

購入前にレンタルでの試用にご興味のある方は、ぜひご検討下さい。

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