記事の最終更新日:2021年2月27日
皆さんこんにちは。
POPULATION: ONE(ポピュレーションワン)を500戦以上遊んでいる、なでしこ大和(@Yamato_7d45)と申します。
YouTubeでもVRの解説・レビュー・ゲームの動画を投稿しています。
この記事は
- POPULATION: ONEの魅力
- POPULATION: ONEの遊び方
- 基本設定と操作方法
などについて、基礎の部分から紹介しています。
「POPULATION: ONEがどんなゲームか知りたい」
という人や、
「POPULATION: ONEの魅力や初心者でも勝率が上がるコツを知りたい」
という人のために書いたので、少しでも当てはまるなと思った人はぜひ読んでみて下さい!
ところで、POPULATION: ONEとは一体どんなゲームなのでしょうか?
「名前は知ってるけれど中身はよく分からない」
という人でも読みやすくなると思うので、軽く説明させてください。
1-1 POPULATION: ONEとは
POPULATION: ONE(ポピュレーションワン)はBigBox VR社が開発したバトルロワイヤル形式(バトロワ)のVRシューティングゲームです。
バトロワについては1-2で詳しく紹介します。
2020年10月に発売され、クロスプレイに対応しているため、Oculus Questシリーズだけでなく、Oculus RiftシリーズやHTC VIVEシリーズ、Valve IndexなどのPCVRゴーグルでも遊ぶことができます。
※POPULATION: ONEにはOculus版とSteam版の2種類が存在します。
お値段は2990円(Oculus版、記事執筆時点)
アップデートにより日本語に対応したので、英語が苦手な方でも取っ付きやすくなりました。
実際にプレイしてみると分かるのですが、画質(テクスチャ)がかなり綺麗めに感じます。
なので、ゲーミングPCに接続しないOculus Quest 2でも全く問題なく楽しめています。
それでいて動作がかなり安定しています。
500戦以上遊んでいますが、処理落ちやフリーズはほとんどありませんでした。
マッチングにかかる時間は時間帯によりますが、特に夕方や夜はマッチング後に数秒でフル人数になることがよくあります。
クロスプレイ可能のおかげでプレイヤー人口が多いのかもしれません。
また、この時間帯には日本人が集中してマッチングする、いわゆる”日本人部屋”に入ることも多いです。
基本的に外国人が多いゲームなので、マッチング中に聞きなれた言語が飛び交っているとホッとしますよね。
(その後は敵同士としてバトロワ状態になるのですが…笑)
次にバトロワについて紹介します。
1-2 バトロワとは
バトロワとは「バトルロワイヤル」の略で、時間経過で縮小していくエリアで最後に生き残ったチームが勝利となります。
POPULATION: ONEでは、3人1組となり、最大18人(6チーム)で対戦します。
VRに限らず、バトロワ形式のゲームと言えばPUBGやフォートナイト、Apex Legendsなどが有名ですが、POPULATION: ONEは一番フォートナイトに雰囲気が似ているとよく言われています。
ポップな空気感や(簡易的な)建築要素があることがその理由でしょう。
しかし、POPULATION: ONEには既存のバトロワゲーにある魅力に加えて、VRならではの魅力が詰まっているのです。
1-3 POPULATION: ONEの魅力
POPULATION: ONEの魅力をまとめると、以下の3つになります。
- 移動の自由度が高いこと
- 自分の”手”で操作すること
- 倒したときの快感・勝ったときの感動
それでは具体的に見ていきましょう。
移動の自由度が高いこと
POPULATION: ONEは両手を使って壁を登ることができます。
マップ上の目に見える建物すべてによじ登ることができるので、移動の自由度はかなり高いです。
ブレスオブザワイルド感があります。
そして、高いところで両手を広げれば”滑空”状態となり、空を飛ぶことができます。
これらが独自の垂直戦闘システムと呼ばれるもので、これまでのバトロワゲーにはない全く新しい立ち回りがPOPULATION: ONEで楽しむことができます。
自分の”手”で操作すること
POPULATION: ONEはVRのゲームなので、
- 銃を構えること
- 相手に狙いを付けること
- アイテム操作やリロード操作
これら全てを自分の”手”で操作する楽しさがあります。
従来のシューティングゲームはジョイスティックやマウス操作で狙いを付けるのが一般的でした。
VRでは両手に持ったコントローラで、より直感的な射撃が楽しめます。
これまではボタン1押しで完了していたリロード操作が武器ごとに特色を持ち始めます。
それでいてPOPULATION: ONEの場合、リロード操作が簡略化されていたり、次に操作する箇所が光るので初心者でも遊びやすい設計だと感じます。
倒したときの快感・勝ったときの感動
POPULATION: ONEにハマる理由の一つに”敵を倒したときの快感”が挙げられます。
敵を倒すと軽快な効果音が流れるので、アドレナリンが脳ミソからドバドバ溢れ出るような快感があります。
効果音のアドレナリン感は
敵を1人倒したとき
↓
1チームを一掃したとき
↓
優勝したとき
の順でドンドン上がっていきます。
その分難易度も上がっていくので、達成感も段違いですよね。
アップデートの頻度が高いのも嬉しいポイントです。
ここまではPOPULATION: ONEの基本的なところを紹介していきました。
既存のバトロワ要素にVRならではの要素が加わった新しい魅力が詰まっています。
ここからは実際にPOPULATION: ONEの遊び方やゲームの流れについて紹介します。
2 POPULATION: ONEの遊び方
それではPOPULATION: ONEの遊び方をVR初心者さんにも分かりやすく解説していきます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、徐々に慣れてくるので安心して下さい。
まずは実際にプレイされる前に初期設定をいじるのがオススメです。
2-1 やっておくべき設定
最初に、設定を自分用に合わせることで遊びやすさが格段に変わります。
まずは主な『移動』の設定から見ていきましょう。
・ビネット効果
ビネット効果をONにすると、視点を動かしたときに画面の外が暗くなり、視界が狭まります。
VR酔い対策に効果的なので、VR初心者さんは慣れるまでONにするのがオススメです。
・利き手
自分の利き手に合わせるべし。
・前方移動
前進(スティックを前に倒したとき)の基準を手の向きか頭の向きかに決めます。
ハンドレラティブ:利き手のコントローラが向いている方向を前として前進します。
ヘッドリレラティブ:頭が向いている方向を前として前進します。
・ターンのスタイル
ターンではスティック操作による視点移動の挙動を設定できます。
スナップターン:スティックを倒すと視点が断続的に移動します。VR酔いしにくい設定なので初心者の人にはオススメです。
スムースターン:スティックを倒してる間、視点がなめらかに(スムースに)移動します。
ちなみにスティックを倒さず、自分の頭を動かしても視点を動かすことができます。
VRならでは、かつ、酔いにくいのでオススメです。
・加速度
切りましょう。(VR酔い対策)
VR初心者の人は、特にVR酔いしないことが何より重要だと思います。
せっかく楽しいゲームでも酔ってしまうと台無しになるので。
なので、酔いにくい設定にすること、そして適度に休憩を挟むことが大事です。
最初はすぐ酔ってしまうかもしれませんが、基本的には車酔いと同じ原理だと言われいます。
体調を整えること、そして少しずつプレイ時間を伸ばしていくことでだんだん酔いにくくなります(筆者の経験談)。
少しずつがんばりましょう。
また、『一般』の設定で言語を日本語にしておくのがオススメです。
続いて武器の種類を紹介していきます。
シューティングゲームにおいて武器の違いを理解しておくことはとても重要です。
2-2 武器の種類
POPULATION: ONEには現在7つのカテゴリ、合計15種類の武器があります。
アサルトライフル
- 遠距離~中距離:CX4(単発撃ち)
- 中距離:MK18(3点バースト)
- 中距離~近距離:AKM(連射できる)
基本的にアサルトライフルはどんな場面でも使える万能型という印象です。
特に、連射が利くAKMは近距離戦にも対応できるので使いやすいです。
スナイパーライフル
- 遠距離:AWP(スコープ有り)
- 遠距離~中距離:SAKO 85(スコープなし)
AWPを両手で構えると画面が切り替わりスコープを覗くことができます。(さらにスティック操作で2倍率と4倍率に切り替えれる)
しかし、VRゆえの手ブレの影響が大きくなるため、敵に当てるには練習が必要でしょう。
ハンドガン
ハンドガンはPX4、1911、.357マグナムの3種類があります。
特にマグナムは威力が高く、中距離でもSAKO 85のような感覚で戦いやすいです。
ショットガン
ショットガンは2種類あります。
- DT11(高威力、2発のみ)
- M1014(中威力、6発)
どちらも近距離での火力が凄まじいです。
サブマシンガン
サブマシンガンはMP5、UMP、P90の3種類があります。
いずれも近距離での火力が凄まじく、特にP90は装弾数が多く継続して戦いやすいです。
ライトマシンガン(M60)
装備すると移動速度が低下する反面、高い連射性能で弾幕を張れます。
弾薬はアサルトライフルと共通。
刀
接近戦用の武器。
両手で握るとバリアを張り、銃弾を弾きます。
同じく接近戦用の武器にナイフがあり、これはゲーム開始時にバックに追加されます。
また、武器にはグレードがあり✰の数で表わされます。
グレードが高いほど装弾数が多かったり威力が高いので、グレードの高い武器を見つけたら積極的に拾うべし。
続いてアイテムを見ていきましょう。
2-3 アイテム説明
バッグ
Xボタン(左利きはAボタン)長押しでバッグの中身を確認できます。
アイテムにカーソルを合わせると手に持ち(装備し)ます。
落ちているバッグを拾うことでアイテム枠を増やすことができます。
回復アイテム
・バナナ
皮を向いて食べると体力が一気に回復します。
・エナジードリンク
プルタブを開けて飲むと体力が連続的に回復します。
シールド
シールドを拾うとシールドゲージが上がります。
敵に撃たれると体力より先にシールドゲージが減少するので、なるべく満タンにするべし。
シールドドリンク
プルタブを開けて飲むとシールドゲージが連続的に回復します。
資源
資源を取るとブロック(壁)を生成できるようになります。
身を隠す遮蔽物などに使えるので、うまく利用していきたいですね。
手りゅう弾(フラググレネード)
高威力の爆発物が放物線を描いて投てきされます。
ゾーングレネード
連続的にダメージが入る球状のゾーンを発生させます。
3 ゲームの流れ
いよいよゲームの流れです。
POPULATION: ONEの流れは、基本的には従来のバトロワゲームと同じなので、
①出発(ポッドに乗る)
↓
②探索
↓
③戦闘
という順番でゲームが進行していきます。
ゲームの流れについては動画で見たほうが分かりやすいと思います。
3-1 ポッド操作
ポッドに乗り込み、発射画面に触れると発進します。
プレイヤーの中にはポッドに乗らずに直接エリアに降りる人たちがいますが、彼らは戦闘狂なので、初心者のうちは一緒に降りないのが無難です。
(逆に誰もいない時はポッドに乗らないのもアリです)
ポットから出るときはレバーを下に引きましょう。
3-2 マップ操作
利き手でないほうの人差し指トリガーボタンを押すとマップを表示できます。
さらにBボタンでマーカーを刺すことができます。
- 主なマーカーの種類と使い方 -
・青ピン
降りる位置を味方に伝えるなど
・赤ピン
敵がいる場所を味方に伝える
・緑ピン
次に移動する場所を味方に伝える
3-3 滑空・壁登り・建築
滑空
空中で両手を広げると滑空できます。
滑空中でも片手で射撃できますが、両手持ちよりも当てにくいので注意です。
壁登り
中指トリガーボタンで壁を掴んでよじ登ることができます。
基本的にPOPULATION: ONEは高い所が有利なので、滑空と組み合わせて有利なポジションに移動すべし。
建築
(武器をしまった状態で)利き手の人差し指トリガーボタンでブロックを建築できます。
遮蔽物などに使えるので、資材アイテムを見つけたら拾っておくのが無難です。
3-4 探索
いざエリアに降り立ったら、まずは武器と弾薬、アイテムを集めましょう。
拾ったアイテムはXボタン(左利きはAボタン)長押しでバッグを開いて確認できます。
マップを確認しつつエリア縮小に備えましょう。
POPULATION: ONEは縮小が早めなので、素早い移動が勝利のカギとなります。
3-5 戦闘
マップが縮小するにつれて、敵との戦闘も増えていきます。(バトロワの醍醐味)
射撃したり、有利なポジションに移動したり、蘇生したりで勝利を目指しましょう。
射撃
射撃には片手撃ちと両手撃ちの2種類があります。
基本的には安定する両手撃ちが無難ですが、滑空中や壁登り中に片手撃ちする場面もあります。
どちらもできるように、ある程度は練習しておくのがベターでしょう。
リロード
弾を撃ち尽くしたらリロードしましょう。
POPULATION: ONEはVRのFPSゲームの中では比較的リロードしやすいです。
操作が簡略化されていたり、次に動かす場所が光るので、初心者さんでも簡単にリロードを行えます。
ただし、武器によってリロード手順が異なるため、ある程度は事前に練習しておくのが良いでしょう。
また、弾を撃ち尽くしていない状態であってもスティックを押し込むことで任意のタイミングでリロードできます。
撃ち合い中のリロードは隙が大きいため、なるべく非戦闘時や物陰に隠れたタイミングでリロードを挟むように心がけるべし。
蘇生
味方が倒れてもAEDで蘇生できます。
バッグからAEDを装備し、両手でグルグルすればチャージが始まり、霊体状態の味方を復活させることができます。
逆に、自分が倒されたときも味方に蘇生してもらうことでゲームに復活できます。
霊体状態では移動速度が低下するので、高所に登って滑空を多用するのがオススメです。
攻撃やアイテム取得はできませんが、ボイスチャットはできるので味方に敵の位置を伝えたりができます。
これらのことを踏まえて、最後の1チームになるまで生き残りを目指しましょう。
ここで言っておきたいのですが、現在のPOPULATION: ONEにはランク別マッチングが実装されていません。
なので初心者と玄人が一緒になるため、初心者にかなりきつい環境だと言えます。
また、バトロワという性質上、最後の1チーム以外は必ず負けるゲーム性であるため、このゲームは負けるのが普通です。勝てないのが普通です。
なので、ゲームに勝てなくても悲観することなく、少しずつできることを増やしていくことを楽しんでほしいと思います。
フレンドと一緒にチーム参加するのもオススメです。
最後に、初心者さんでも勝率が上がるコツを紹介します。
やっぱり勝てるほうが楽しいので、参考にしてみてください。
4 初心者でも勝率が上がるコツ
味方と離れすぎない
味方と離れてしまうと戦闘時に人数不利になるので、かなり不利な状況になってしまいます。
蘇生もしにくくなるので、味方とはあまり離れすぎないのが無難でしょう。
味方の位置はマップを開いても確認できるので、たまに位置関係をチェックしておくと良いと思います。
高所が強い
POPULATION: ONEは高いところから攻撃するのがかなり強いと感じます。
高ダメージのヘッドショットになりやすく、逆に相手からは当てにくいため、かなり有利な状況です。
なので、戦うときはなるべく敵よりも高い位置を陣取るのを意識すると良いでしょう。
逆に敵に高所を取られた場合は、壁を建築したり、足元に詰め寄るなどで打開を狙いましょう。諦めなければ勝機を掴めます。
エリア縮小先に素早く移動する
POPULATION: ONEはエリアの縮小するスピードが早く、ゲーム展開がスピーディです。
そしてエリア縮小先に陣取られてしまうと、移動と銃撃の2重苦になってしまい、かなり不利な状況になってしまいます。
逆に言えば、先に移動しておくことでかなり有利な状況を作ることができます。
移動はテキパキ行うのが無難です。
時にはしゃがむ
低い遮蔽物に隠れるときや足音を消したいときは積極的にしゃがみましょう。
VRなので、自分の身体をしゃがませればゲーム内でもしゃがみます。
偏差射撃を意識
POPULATION: ONEは弾速がそこまで早くないため、あらかじめ敵が移動する場所を予測して撃つ(偏差射撃)が大事になります。
相手との距離が離れるほど偏差射撃は難しくなるので、ある程度は練習しておくのがベターでしょう。
リコイル制御
射撃すると反動(リコイル)が発生し、これを上手く制御することで弾丸を相手に当てやすくなります。
片手で撃つよりも両手で銃を持ったほうがリコイルを抑えることができます。
リコイルの大きさは武器によって異なるので、こちらもある程度練習しておくのをオススメします。
焦らない
いざ戦闘になるとかなり焦ると思います。
焦ると正常な判断ができなくなり、操作ミスなどに繋がります。
なので、敵と対峙しても「まずは落ち着く」、「冷静に周りを見渡す」などを心がけるのが勝利に繋がるでしょう。
もちろん最初のうちは焦って当然なので、試合数を重ねていくことが上達への近道だと思います。
もちろんこれらを実践すれば必ず勝てる訳ではありませんが、少しずつできることを増やして、ぜひ上達そのものを楽しんでほしいと思います。
ランクが上がるとスキンが解放されるのもモチベーションになるでしょう。
また、課金しても服や武器の限定スキンを購入することができます。
(見た目は変わりますが性能は変化しないので、無課金でも十分楽しめます)
5 まとめ
POPULATION: ONEの魅力や遊び方について紹介しました。
実際は、慣れるまでは難しいゲームだと思います。
弾がなかなか当たらなかったり、環境がきつくて辞めたくなるかもしれません。
実は筆者も何度か辞めたくなったことがあります。
しかし、敵を倒したときや優勝できたときの快感はアドレナリンがドバドバになるほど気持ちが良く、また遊びたくなります。
VRを始めた人にはぜひ遊んでほしいゲームの一つです。
また、最近のアップデートでシーズン1が始まり、新武器の追加やマップの一部変更などがされ、大きく盛り上がっています。
値段も2990円(Oculus Quest 2版)とお手軽なので、ぜひ1度プレイしてみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでも参考になれば幸いです。