いよいよ来月の12月11日(土)・12日(日)の2日間に渡って、サンリオ初となる世界最大級のバーチャル音楽フェス「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」が開催されます!
「サンリオピューロランドの地下にはエンターテイメント空間が広がっていた」という言葉の通り、バーチャル空間だからこそ実現可能な空間がそこには広がっています。入口となるピューロランドから地下のライブ会場までがメタバース上に構築され、サンリオキャラクターはもちろん、今話題のリアルアーティストとバーチャルアーティストたちの大迫力のライブステージをはじめ様々なファンコンテンツも充実したビッグイベントです。
今回、アストネスタイムズは「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」の会場を先行取材して参りました。ピューロランドから地下に広がる、一大メタバース・フェスの魅力の一部をご紹介するとともに、後半では本フェスへのVRChat参加のポイントもご紹介いたします。
(掲載画像は、取材時の開発中のものです。)
目次 1. 豪華な出演アーティスト!2. 各フロアの魅力コンテンツ3. VRChat会場に行くには? |
1. 豪華な出演アーティスト!
出演者は非常に豪華。
リアルアーティストからは、AKB48やCHiCO with HoneyWorksをはじめとした、DÉ DÉ MOUSEやパソコン音楽クラブ、長谷川白紙といった気鋭のアーティストが勢ぞろい。
そしてバーチャルアーティストからは、Kizuna AI、電脳少女シロ、ミライアカリの三巨頭を筆頭に、ホロライブからは夏色まつり、にじさんじからは樋口楓が参戦しています。また、業界屈指のポムポムプリンファンである因幡はねる、Gugenka関連イベントに欠かせない東雲めぐ、実力派アーティストとしてYuNi、銀河アリス、まりなす×GEMS COMPANY、KMNZ、MonsterZ MATE、芦澤サキといった面々も集結。さらには、VRアーティストとしてワールドワイドに活動している鹿乃や、VRChat発の音楽グループであるAMOKA、ポエトリーリーディングとVR空間制作を軸に多方面へ活躍中のキヌなど、先鋭的なアーティストも選出されており、大きな話題を呼んでいます。
また、本フェスはVRChatとDOORの2種類の会場開催と、SPWNでの配信が予定されています。このうち、VRChatはこうしたイベントに会場選定されること自体がめずらしく、昨今のメタバースブームも相まって、非常に注目されているのが本イベントの魅力の一つです。
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2. 各フロアの魅力コンテンツ
まずは入口となる「PURO ENTRANCE」からご紹介します。ワールドに入った直後に見えるのが上記の情景です。実際にピューロランドに行った人ならばこう思うでしょう……「マジでピューロランドじゃん!!」と!
「フォトグラメトリ」と呼ばれる技術によって、実際のピューロランドのエントランスをあらゆる方向から撮影した写真を組み合わせて3Dモデル化されています。スケール感から建物の細かなところまでが、現実のピューロランドを忠実に再現されているため、入場の瞬間からワクワクがさらに高まってきます。
建物全体だけでなく、チケット販売コーナーやチケット受付カウンターなど、実際のピューロランドで体験する入場ステップがしっかり再現されています。サンリオファンの心がくすぐられる演出ですね!
非常に細かいところですと、「柵のデザイン」までが一致しているとのこと! こういったところまでも3D化できるのはフォトグラメトリあってこそといえるでしょう。
キティちゃんのバルーンが出迎えてくれるエントランスの壁紙から天井までもこの通り。(実際との違いがあるとすれば、ここはVR空間なので、柵を乗り越えてついはしゃいでも怒られないところでしょうか・・。)
エントランスに構えるキティちゃんのお隣で写真を撮ることだってできちゃいます! 本物のピューロランドの再現率の高さと、VR空間ならではの自由度から、このエントランスエリアだけでも十分に楽しめてしまいますね。
しかし本フェス会場は、ピューロランドの地下世界に広がっているのです。エレベーターに乗って、まずは地下一階へ向かってみましょう。
エレベーターから降りた先は地下1階の「ENTRY HALL」、イントロダクションフロアです。本フェスに関する様々な事前説明が展開されています。
フェスのルール説明を行っているのはバッドばつ丸。フルボイスで各フロアの諸注意などを周知してくれています。元気よく動く姿はとてもキュートです。記念撮影はお忘れなく!
フロア内の壁面には、本フェス内における様々なアナウンスが掲示されています。各フロアのスクリーンショットや動画録画の許諾範囲といった諸注意から、初心者には読み解きにくいVRChatの操作説明までが掲示されています。ぜひ各内容に目を通しておきましょう。
本フェスのチケット認証結果を表示するシステムも本フロアに設置されています。販売サイト「XMarket」にてVRChatアカウントとの連携をしてチケットを購入すると、チケットの購入状況がこのワールド内にて表示されるようになっています。
ここから先のフロアのうち、有料フロアとなるB2とB3は「アバターはMochipoly(モチポリ)に着替える」というドレスコードが設定されています。このフロアで無料で着替えることができるので、ライブ会場へ行く前に着替えておきましょう。
Mochipoly(モチポリ)へ着替え終わったら、ミラーコーナーでもちもちな自分の姿をチェックしてみましょう!
また、「Mochipoly(モチポリ)」アバターは、スマートフォンアプリ「MakeAvatar」にて自分好みにカスタムしてVRChatにアップロードすることも可能です。サンリオキャラクターをイメージした衣装も販売されているので、興味のある方はぜひカスタマイズに挑戦してみてください。(「MakeAvatar」公式サイトはこちら)
※MakeAvatarからVRChatへアップロードするには「スロットチケット」と「アップロードチケット」の2種類の有料チケットが必要です。
参考:VRChat連携方法 https://xr-marketplace.com/makeavatar/play
ちなみに今回の取材中には偶然にも、本フェスの出演アーティストであるAMOKAのボーカル・あいぽさんと遭遇するという出来事がありました。最前線で活躍するアーティストやタレントも訪れる場所、それがVRChatなのです。
B2フロア「LUNA STAGE」は、リアルアーティストのライブが繰り広げられる会場です。満月が浮かぶ夜空の下に設営された、サンリオらしいポップなデザインの野外ステージです。(地下なのに野外ステージを演出できるとは、バーチャルならではの特別な空間演出です!)
ステージ構成としては実際のステージライブのようにシンプルです。最前列に構えるもよし、少し遠い位置から引いて見るのもよいでしょう。なお、VR会場であることから、ユーザー同士が「重なる」ことで視界が塞がることもありそうですので、状況次第では「PERSONAL SPACE」の設定をONにするとよいかもしれません。
B3フロアは、バーチャルアーティストたちが出演する「FUTURE STAGE」です。サンリオキャラクターのオブジェクトがあちこちに見られるポップな屋内ステージです。
こちらの会場は、中央ステージ1つと外周ステージ3つという構造になっているのが特徴です。
今回の取材では、サンリオキャラクタープロジェクト「SHOW BY ROCK!!」発のガールズバンド「Mashumairesh!!」のリハーサルステージを観覧させてもらいました。この時には中央ステージにはほわん、外周ステージにはマシマヒメコ、デルミン、ルフユがそれぞれ陣取る形となっていました。目の前に「推し」が立つステージを中心に見るということができそうです。
ステージとしてはこちらもバーチャルならではのやや特殊な構造ですので、これらのステージを各アーティストがどのように活用するのかも当日の注目ポイントとなりそうです。
B4フロア「CHILL PARK」は無料区画のひとつです。サンリオらしいポップなデザインが広がりつつも、エリア一帯にはなかなかにしびれるチルいサウンドが響いています。この階は「チルアウトフロア」として設けられており、ライブの合間に友人たちと感想を語り合ったり、ワールド内のオブジェクトやギミックで遊んだりすることができます。
サンリオキャラクターをあしらったカフェスペースや、インスタっぽい写真を撮れるパネル、さらにはサウナや気球まで! とにかく飽きのこない色々なスポットがあるエリアです。
また、公式ショップも展開しています。限定デジタルフィギュアや、リアルグッズがこちらにて販売されるとのことで、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
※デジタルグッズの先行販売は12月3日、4日13:00~17:00に開催いたします。(B4フロアは12月4日から一般公開)
さらに、こちらにはミニライブステージも併設されています。こちらライブを実施するアーティストもいるほか、サンリオキャラクターによるミニライブステージも開催が予定されています。無料エリアだけでも存分に臨場感を感じながらエキサイトできる空間が用意されています。
最終地下階であるB5フロアは、クラブフロア「ALT3」です。VRChat上のクラブワールド「GHOSTCLUB」を手がけた0b4k3さんがプロデュースするクラブフロアであり、無料エリアですがPC版VRChatからの接続が必須、さらに人数制限が設けられています。
「GHOSTCLUB」を主催する0b4k3(@3k4b0)さんがプロデュースするクラブフロア B5 ALT3(オルトスリー) の一部を公開~👀‼ #sanrio_vfes でのパフォーマンスも今から楽しみ~🎧🎶 https://t.co/fnk64aF4U2 pic.twitter.com/Nj6N7IZb0i
— SANRIO Virtual FES (@SANRIO_Vfes) November 22, 2021
今回の取材では残念ながら訪れることはできなかったものの、会場の様子は一部が公開されています。バーチャルの音楽シーンの最前線に立つDJ、VJ、アーティストが大暴れするという、本フェスでも最もディープな場所です。筆者も当日にぜひ踏み込んでみたいエリアです……!
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本フェスには、VRChat会場・DOOR会場・SPWNでの配信の3種類の楽しみ方があります。
しかし、見事に再現されたピューロランドと熱気あふれるライブを、できればVRで体験してみたいという人も多いはずでしょう。VRChat会場へ参加するにあたってのポイントを以下に記していきます。
まずVRChatには、PC版とOculus Quest版の2つが大きく存在しています。通常Oculus Quest版はPC版と比較してワールドとアバターに制限がかかっているため、今回のフェスではPCVRもしくはゲーミングPCでの参加が推奨されています。(上述の通りB5フロア「 ALT3」のみVRChat PC版での参加が必須です)。もちろんOculus Quest 2+Oculus Linkによる参加にも対応しています。
※Oculus Quest 2はバッテリーによる稼働時間制限があるため、今回のような長時間のライブが予想されるイベントですと途中でバッテリー切れになる可能性もあります。不安であればサブバッテリーにつなぎながらの稼働も検討するとよいでしょう。
アストネスではOculus Quest 2はもちろん、様々なVRヘッドセットのレンタルが実施中です。また、本フェスの開催に合わせた割引クーポンも配布中ですのでフェスに合わせてレンタルするとオトクです。参考までにOculus Quest 2以外の割引対象となるヘッドセットを以下に簡潔にまとめます。
尚いずれのVRヘッドセットも動作にあたっては一定以上の性能を持つゲーミングPCが推奨される点には留意しましょう。
▼PC接続だけでOK
・Oculus Rift S
・VIVE Cosmos
・HP Reverb G2
▼PC接続と外部センサー設置が必要
・VIVE Pro 2
・VIVE Pro Eye
・VIVE Pro
・VIVE Cosmos Elite
・HTC VIVE
・Valve Index
・Pimax 8K X
・Pimax 8K Plus
・Pimax 5K Super
・Pimax Artisan
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※本クーポンは、対象期間中の対象VRレンタルのみに適用されます。
※クーポン詳細をご一読ください(PDF)
▽ゲーミングPCのレンタルはこちら
また無料エリア・有料エリアともに、当日の入場はVRChat上のワールド検索ではなく、「XMarket」のイベントページ上に表示されるインスタンス一覧からのワールド参加が必要となる点には注意が必要です。「ワールドのLaunchページを開き、そこからINVITE MEを送る」という、そこそこ複雑な操作が要求されるため、当日に慌てないように事前に調べておくとベターです。
より詳細な入場の流れやINVITE MEの実施方法などは、解説ページがありますのでそちらをよく読み込んでおきましょう。
「ライブが始まるまでに会場だけでも見てみたい!」と思われた方もいるかもしれません。ご安心ください。
なんと!本フェスの会場のうち、無料エリアはイベント開催日まで一般公開されています!
まず、「PURO ENTRANCE」と、そこから地続きになっている地下1階「ENTRY HALL」は、11/20より先行公開中です。VRChat会場最大の目玉といえる、圧倒的再現度のピューロランドを眼前で体験できるほか、ばつ丸直々のフェス説明、チケットの認証状況(=XMarkerとVRChatの連携成否)、そして「Mochipoly(モチポリ)」の試着も行えるため、フェス参加の事前準備という意味でも、訪問はオススメです。ワールドへは入場ページ経由でも、VRChat上で直接検索をかけて入る方法でもOKです。
そして、地下4階「CHILL PARK」は、12月4日(土)・12月5(日)13:00〜17:00に先行公開開始が予定されています。ライブの熱気をチルアウトするスペースを一足先に体験できるほか、アーティストコラボデジタルグッズ先行販売会も実施されるとのことです。いろいろと遊べるフロアになっています。VRChat版・DOOR版の方は、こちらもぜひ体験してみてください。
先行公開ワールドを体験すれば、フェスへ向けての熱気が高まっていくだけでなく、そこそこ複雑なVRChatの操作や仕様の練習にもつながるはずです。そして、同じく気になって訪問した人と事前にフレンドになれば、当日のみならず、その後もVRChatで遊ぶきっかけが生まれるかもしれません。いま、最もアツいメタバースといって過言ではないVRChatへ踏み込むきっかけとしても、「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」をぜひお楽しみください!
(※掲載画像は、取材時のもの、開発中のものです)
©'21 SANRIO APPR.NO.S621731 SP-M S/D·G
筆者紹介
浅田カズラ(ツイッター)
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